普門寺について

普門寺の歴史

普門寺は真言宗智山派に所属し、天平年間(七二九〜七四八)に行基により創立されたと伝えられています。その後江戸時代に至るまでの歴史は明らかではありませんが、近年発掘された板碑の年代等を見ても、霊域として常に重要な場所であったであろうことは想像できます。慶安元年(一六四八)徳川幕府より十七石七斗余りの御朱印地を賜り、元禄十一年(一六九八)頼真により中興開山されました。(宝永四年一七〇七)十二月十三日示寂)

寺伝、資料によれば、往時の構えは、未寺に東福寺、大悲山慈眼寺、智恩寺の三ケ寺(共に廃寺)を従え、背後の山上に飯縄権現社、更に三島社と、地元中沢村の鎮守神の別頭寺院として、豪壮な堂社、伽藍を構え、霊威赫々たる真言宗の祈願道場として隆盛を誇っていたということです。

このことは、現在に残される広大な寺域や境内の古木、凡そ三百年前に造営されたと伝えられる仁王門、観音堂、飯縄権現堂、本殿などの建造物の見事な結構、手の込んだ細工などからも一見してそれと伺い知ることができるものです。以来脈々と法灯絶えることなく、「中沢の普門寺」として近隣の人々に親しまれ、現在に至っております。

名称・所在地・連絡先

名称: 宗教法人 金剛山普門寺
所在地: 〒252-0117 神奈川県相模原市緑区中沢200【地図】
電話: 0427-82-2100
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普門寺本堂

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普門寺観音堂